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第6回:グランドパッキンの焼き付き防止のポイント

2025-10-07

グランドパッキンは適度な漏れ(潤滑)が必要

グランドパッキンは、適度な漏れによって潤滑性を確保することを前提に設計された軸シールです。そのため、「漏れを完全になくすこと」が必ずしも最適な状態ではありません。

運転中に発生するごく微量の漏れは、シャフトとグランドパッキンの摩擦を軽減し、潤滑の役割を果たします。この潤滑が不足すると摩擦熱が増加し、パッキンの異常摩耗や焼き付き、さらにはシャフトの損傷につながる恐れがあります。

特に、「漏れゼロ」を目指して過剰に締め付けることは逆効果です。締付けが強すぎると潤滑に必要な漏れまで止めてしまい、結果としてグランドパッキンの寿命を縮める原因となります。

グランドパッキンを長期間安定して使用するためには、適切な漏れ量を維持しながら締付けを調整することが重要です。適正な潤滑状態を保つことで、シール性能の維持だけでなく、設備全体の安定稼働とメンテナンスコストの低減にもつながります。