多段給水ポンプの液漏れ対策|密封強化剤エキシルの塗布比較

2026年8月6日

㈱荏原製作所製の新品多段給水ポンプを使用し、グランドパッキンに密封強化剤エキシルを塗布した側と、塗布していない側の漏れ状態を同一運転条件で比較しました。施工方法と運転開始後の変化を、動画・写真とともにご紹介します。

多段給水ポンプのグランドパッキンに密封強化剤エキシルを施工した現場試験

今回の試験概要

設備㈱荏原製作所製 新品多段給水ポンプ
対象グランドパッキン部の液漏れ
使用製品密封強化剤エキシル
回転数1,800rpm
圧力0.8MPaG
確認時間運転開始後15~90分

現場試験の目的

グランドパッキンは、ポンプの軸封部で一定の漏れを調整しながら使用します。一方、漏れ量が増えると清掃や増し締めの負担が大きくなり、締めすぎは発熱や軸摩耗につながる場合があります。今回は、グランドパッキンへエキシルを塗布することで、漏れ状態にどのような違いが生じるかを目視で確認しました。

エキシルの施工方法

設備を停止して安全を確保し、ゴム手袋を着用して作業します。取り外したグランドパッキンの表面だけでなく、編み目にもなじむようにエキシルを塗布し、1本ずつ復旧しました。組み立て後は、始動前に軸を手回しして異常がないことを確認します。

取り外したグランドパッキンと密封強化剤エキシル
1. グランドパッキンを取り外す
密封強化剤エキシルをグランドパッキンへ塗布
2. 表面と編み目へ塗り込む
エキシル塗布後のグランドパッキンを多段給水ポンプへ取り付け
3. 1本ずつ取り付けて復旧

塗布あり・なしの漏れ状態を比較

運転開始15分後の漏れ状態比較。左がエキシル塗布、右が塗布なし
運転開始15分後(左:エキシル塗布、右:塗布なし)

運転開始15分後の目視確認では、エキシルを塗布した側で大きな滴下は確認されず、塗布していない側では滴下と受け部の水たまりが確認されました。90分までの経過は動画でご覧いただけます。

https://youtu.be/cZGleCVSGLQ

ご注意:掲載結果は流量計による数値測定ではなく、動画・写真による目視比較です。漏れの状態や効果は、設備・対象物・グランドパッキン・運転条件によって異なります。

グランドパッキンの液漏れでお困りの方へ

増し締めを繰り返しても漏れが安定しない場合は、設備名、軸径、グランドパッキン寸法、対象液、温度、圧力などをお知らせください。使用条件を確認し、エキシルを含めた対策をご案内します。